2007年 02月 18日
地域密着!浦和レッズ
「地域密着!浦和レッズ これからのスポーツビジネスとは」をテーマに、浦和の藤口光紀社長とスポーツジャーナリスト、二宮清純氏のトークショーが日経CNBCで放送されていた。
藤口社長は「多くの方の力強い応援で優勝でき、大変ありがたいと思っています。地域の方々が浦和レッズを誇りと思っていただけることは私たちが目指していることでもあります。」と語っていた。
そして、「常勝チームとして、アジア、世界を狙っていく」と今後の展望を語っていた。
これに対し二宮氏は「日本で最も地域に密着する浦和レッズ優勝の本当の勝者は地域であり、サポーターだと思います。」
「地域(ローカル)を固めつつ、世界(グローバル)を見据える“グローカルな動き”は他クラブの見本になる。これからは(世界と地域の両方を視野に入れる)グローカルな視点で同時並行的に進めて欲しいです。レッズランド等の地域還元の方向性は他クラブの見本となっています」と語っていた。
これに対して藤口社長は「地域と共生できる、地域に根差した組織づくりをしていく。日本の企業はみな数字を追っかけてだめになっている。チケットを何枚売るかよりも、いかに人を引き付けられるかを考えてきてやってきた。目先の利益を追わない。」と地元重視で自立経営を目指す姿勢を示した。
地域に愛される面白い組織を作ることが、世界進出への第一歩となり、また経済的にも成功するというとても興味深い話でした。