2009年 08月 02日
「体験的高齢者住宅建築作法」中原洋著という本を読みました!
「体験的高齢者住宅建築作法」中原洋著という本を
読みました!
『70歳を目前に、新しい家を建てようと決意した。
建築家小川広次との格闘の日々を綴る、悪戦苦闘
の「モノガタリ」。
70歳にして愛着の家を手放し、あらためて高齢者
用の家づくりを決意。しかし、苦難の連続。見積
もりはオーバー、建築家はディテールにこだわり、
約束の工期がすぎても家は建たず、前の家は引き
渡して住む場所は…。七転八倒。果たして建築家
との家づくりの顛末は…。 』
というもので、ひとつの家が出来上がるまでのいろ
んなドラマが綴られています。(施主目線!)
なかでもすごいのが、建築家のモノへのこだわり。
最後の対談より・・・
「現場を・・・止めたくて止めているわけではない
・・・細かいかたちと細かい寸法を調整して、数ミ
リの世界までこだわってやっている・・・」
「100年の命を与えるんだったら、もう1年長くか
かったっていいじゃないか・・・」
「モノ・建築を粗末にする施工会社は大嫌い。そう
いった人が来たらむちゃくちゃ喧嘩して現場から追
い出しますよ・・・」
やはり良いものをつくりあげるには、最後まであき
らめないというか・・・ねばりというか・・・根性
というか・・・純粋に良いものをつくりたいという
思いが大切ですね!(建築家も施主も工務店も・・・)
普通に家を建てようと思っている方には、多分参考
になりませんが、是非読んでいただきたい1冊です。
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