2007年 08月 26日
国立国際美術館
もとは大阪郊外の万博公園内にあった美術館だったが、老朽化にともない中之島に移転してきたそうだ。
まず、目に飛び込んでくるのが、竹林のようなステンレスパイプのモニュメント。
エントランスゲートと呼ばれるステンレスパイプの群れが置かれ、この内側にガラスのホールが配されて美術館の入り口となっている。
エントランスゲートは、現代美術の発展をイメージした有機的な形態のモニュメントとして、広場を彩ると同時に人々を美術館へと誘うシンボルとなるよう計画されている。
地上部分は公共広場として完全に解放されおり、そこに建築らしきものはなく、モニュメントのみが、でかでかともうけられている。
感想はというと・・・
モニュメントがあまりにも大きすぎるのがきになった。
帰り際にまたこのオブジェを見ると思うと、観賞後の余韻などふっとんでしまうのではないだろうか。
また、内部に入るとモニュメントとは対照的なつくりで、いたって平凡。
というか、モニュメントが強すぎて平凡にみえてしまい、地下に進むにしたがった、なんだか物足りない感じがしました。
アートを包み込む場をつくるのが建築の役割だが、建築でアートをつくってしまったところに、この建物の問題がある。
新しいことを試みた結果だとは思うが、なんだか理解しがたい建築でした。
帰りに地下のレストランで、「名物!フォアグラ丼」を食べてきました。
こちらはモニュメント同様の力作でした!!!