2006年 08月 27日
学びの里「めいりん」
いままでとは違った価値観で建てられた建築で、いろんな意味でよい刺激になりました。
建物の用途は、大野市有終西小学校と市民全体が利用できる大野市生涯学習センター及び大野公民館の機能を備えた複合施設です。
市からでている施設の基本概要の中に、「子供からお年寄りまで生涯を通じて、市民が「集い」「遊び」「学びあう」ための文化の発信地及び地域コミュ二ティーの拠点となることを目指す。」とありました。
かつての地域や家庭にはあった、大人の背中をみて子供が育ち、互いが刺激しあい、互いが創造を育んだ社会を取り戻そうとする計画なのだと思います。
私たちが学んできた学校は、何のつながりもない四角い箱の中で、先生が発信した情報を生徒が吸収するというとても退屈なものです。
知識を詰め込むだけがよいことだとされてきましたが、ここでは今までとは違った新たな学びを目指しているようです。
また、建物配置は周辺環境に配慮したものとなっており、特に半屋外デッキから見える越前大野城、亀山の景観、柳廼社の景色はすばらしく、豊かな感性を育む場となるのではないかと思います。
雪による建物の破損、多額の工事費に反対する運動や随意契約への問題等・・・
いろいろな問題があったようですが、
昨今の何の理念もない学校建築や耐震補強が行われる中で、このような施設を建てたことは、大野市にとってプラスになるのではないでしょうか!?
気持ちのいい学校に、感激しました!