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愛地球博 スペイン館

著名なスペインの建築家アレハンドロ・サエラ・ポロが設計したスペイン館は、外壁に格子窓「セロシア」を再現。
スペインの土で作られ運ばれた、六角形の陶器でできたブロックを幾何学状に組み合わせたこの壁は、パビリオン自体から1.5メートル離れた位置にあり、来館者が通る回廊となります。
太陽光を和らげ、風雨も適度に防いでくれるこの壁は、内と外を曖昧にする効果があるそうです。

パビリオン全体は、キリスト教の大聖堂をイメージして設計され、教会の中央廊下を模した「プラザ」と呼ばれる広いイベント空間から、周囲の5つの展示空間「チャペル」につながっています。
16面の映像が頭上を覆うプラザの周囲にある展示空間「チャペル」は、それぞれ別の建築家・芸術家によってデザイン・設計されており、どれも個性的です。

様々なパビリオンをみて感じることは、環境設備と建築を融合することの難しさです。
いろんな規制の中で、どのパビリオンも様々なエコ設備丸出しの、中途半端なデザインとなっています。

そんな中、このスペイン館は、デザインと環境設備が融合した、とても楽しげなデザインを成し遂げています。

いろいろなパビリオンを廻りましたが、中でもスペイン館が展示・建築共一番でした。
愛地球博 スペイン館_f0165030_8523268.jpg

by miaaablog | 2005-09-25 16:13 | 見てきましたArchitects