2008年 06月 25日
開花亭 sou-an 福井市 建築家 隈研吾
設計は、シャープの液晶テレビ「アクオス」のCMに登場する竹でできた家でおなじみの建築家 隈研吾氏。
今年の2月にオープンして以来、ずっと行きたかったのですが、なかなかタイミングがあわず・・・結局、結婚記念日の今日!2人でランチを食べに行くことにしました。
ランチメニューは3種。
不易(fueki)2800円、流行(nagare)3500円、古今(kokon)4200円
もちろん迷わず、不易を頼む。
建物の方は、クサマキでできた格子のファサードが特徴的で・・・複雑に組まれた格子が
奥行間のある多様な外観と豊かなインテリアをつくりだしている。
しかし、残念なのは、建物周囲の景観だ。
内部からは、町の様子が格子越しにみえるのだが・・・これが庭であればどれだけ素晴らしいレストランになったであろうか!
(多分、夜に行くと雑多な町の風景が消えて、すばらしい空間になると思う。)
中庭やさくら並木に開くという方法もあったと思うが、なぜまちに対して開いたかが興味深い。
建築雑誌「新建築」2008.5では、「sou-an」をきっかけに、電線の地中化やアスファルト道路の石畳化の検討がはじまった。「sou-an」という単独の建築が、線上に拡がりつつある。・・・と書いてある。
今後、どのようにまちが展開していくか・・・
とても楽しみだ。