カテゴリ:見てきました北欧( 13 )

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旅行中に読もうと思いコピーした北欧関連の資料を綴ったファイル。


旅行中にもらった資料や旅行中のメモ書きを整理し、

なんとかまとめた表ブログと裏ブログ(非公開メモ帳)を印刷して一緒にファイルしたところ、

自分だけの北欧参考書ができた!


写真の整理も終わり、ようやく旅が終わった感じ・・・


奥が深い北欧建築にしばらくハマりそうです!!




■北欧近代建築を巡る旅 アールト&アスプルンド 1日目 朝の散歩
by miaaablog | 2018-10-09 08:53 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

旅の中で感じたことを自分の中に落とし込もうと思い書き始めた北欧旅行記。


最後は、かなりグダグダになってしまいましたが・・・笑

とりあえずまとめました。


今後の設計人生において大きな意味を持つ旅行だったと思います。



最後は、その他の建物とスナップ写真など・・・


以上、北欧近代建築を巡る旅アアルト&アスプルンド旅行記でした!!





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■北欧近代建築を巡る旅 アールト&アスプルンド 1日目 朝の散歩



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by miaaablog | 2018-10-08 16:46 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

国民年金会館 1956 アルヴァ・アアルト


アアルトが手がけた最初の公共建築。

地元ではKERAという名前で呼ばれている。

外観は無愛想なオフィスビルだったが、細部がしっかり作り込まれた密度の高い建築。
内部の図書館とカフェテリアがとてもよかった。


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アアルト大学(ヘルシンキ工科大学) 1949― アルヴァ・アアルト


なんかボリュームがありすぎて全くまとめる気にならない・・・

気が向いたらまとめていくことにします。

それにしてもこのような環境で勉強できるなんて、うらやましい・・・

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オタニエミの礼拝堂 1957 カイヤ&ヘイッキ・シレン


アアルト大学内に建つオタニエミチャペル。

今回の旅行でいろんな教会を見てきましたが、ここでも北欧人の森と光に対する信仰と畏敬を深く感じます

祭壇の後ろをガラスとし森に開き、十字架を森の木立の中に配置するというなかなか素晴らしい発想!!

若かりし頃の安藤忠雄さんがこの教会を見てえらく感動し、この建築家の事務所でしばらく働いていたという噂が地元ではあるそうです。


安藤さんの水の教会もここからインスピレーションを得ているのだとか。



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■アカデミア書店・カフェアアルト 1969 アルヴァ・アアルト


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最後は、街中にあるアカデミア書店とカフェアアルト。

かもめ食堂でも登場するカフェ。

アアルトの名前がついたカフェなのに、椅子は何故だかデンマーク アルネ・ヤコブセンのアントチェアでした・・・




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by miaaablog | 2018-10-08 16:09 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

■ミュールマキ教会 1984 ユハ・レイヴィスカ


フィンランドで最も美しい光の教会と称えられる、ユハ・レイヴィスカの代表作、ミュールマキ教会。

天窓とスリットから差し込む木漏れ日のような日差しと白い壁に拡散されたやわらかい光。

日差しが刻々と時間や季節と共に角度を変えるたび、教会を照らす光は美しく色と形を変え、神秘的な世界を映し出します。


以下、ネットで拾ってきたレイヴィスカの言葉。

「光は空間に生命の息吹を与えます」

「建築と音楽は、最も密接な関係にある芸術」

「建築も音楽も、人間の存在する次元や感覚と呼応し、我々の理解を超えた無限の宇宙を経験できる空間。その連続する空間の重なりを創りだす芸術なのです」

「インテリアは、光を奏でる楽器」


なんとコメントしていいのかわかりませんが・・・

まさに光が音楽を奏でる、ただただ美しい教会でした。

訪問時、ちょうどパイプオルガンの練習中で、まさに音楽と光と建築が一体になった瞬間を目の当たりにすることができました。

思い返すだけでゾクゾクします・・・!


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■グッドシェパード教会 2004 ユハ・レイヴィスカ


こちらもレイヴィスカ設計の教会。

重なりあう木立のようなスリット壁からの射し込む木漏れ日のような光。

スリットの裏では様々な仕掛けがおこなわれていて、アクリルブロックが埋め込まれ光に揺らぎをあたえ、また拡散する壁が彩色されていて淡いカラーが白い壁に反射していました。

レイヴィスカのデザインしたペンダントライトが天井から美しい旋律を奏でるように踊っていまし。


レイヴィスカの建築は、言葉にしようと思ってもなかなか言語化できない、というか言語化したくないというか・・・

ミュールマキ同様、ただただ美しい空間。

こんな建築家がいるとは!驚きです!!



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by miaaablog | 2018-10-08 14:40 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)


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5日目の夜は、建築家の関本さんにお誘いいただいたフィンランド水玉ツアーへ!!

行き先は、フィンランドのサウナ文化を体験できる、関本さんの知り合いの建築家が設計された「ロウリュ」。

サウナ・カフェレストラン・公園が一体となった施設で、昔のサウナにあったコミュニティー機能をもう一度取り戻そうというコンセプトのもと計画されているそうです。

日本の銭湯のように湯船はなく、男女共通のサウナで、スモークサウナとウッドサウナが楽しめます。


フィンランド式サウナは、熱せられた石に水をかけた時に出る蒸気を浴びるように楽しむサウナで、日本のようなパサパサした熱いサウナとは違い、とてもしっとりとした癖になるサウナでした。


そして、体を冷ますために海に飛び込める場所も!!!


一生に一度の機会ですので、私も2度ほどフィンランド湾に飛び込んできました!


素敵なツアーを企画してくれた関本さん、ありがとうございます!!



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内部は、撮影不可だったので、海に飛び込む写真はないのですがネットで拾ったイメージ画像を掲載。

ここから飛びこんだフィンランド湾!一生忘れないと思います!!



■北欧近代建築を巡る旅 アールト&アスプルンド 1日目 朝の散歩



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by miaaablog | 2018-10-08 13:17 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

アルヴァ・アアルト自邸 1936 アルヴァ・アアルト


緑豊かな住宅街に建つアアルトの自邸。

アアルトが妻アイノ・アアルトと共に1936年に設計し、以後40年に渡り暮らした自邸。妻アイノは、1949年に死去。その後1952年にスタッフ エリッサと再婚。

エリッサとは、この家でも暮らしていたようですが、グランドピアノの上には、今でもアイノの写真が飾られていました。

現在三人は同じお墓にいるのだとか・・・アアルトにとってもエリッサにとっても、アイノはなくてはならない存在だったと想像できます。


移住当初は自邸兼アトリエでしたが、事務所の規模が大きくなり手狭になってきたことから、1950年代には新たに事務所オフィスを構えることを決意。アールトが自邸から歩いて通える場所に土地を探し、自ら設計したがアトリエアアルトとなります。


私も現在事務所兼アトリエで仕事をしているのですが、事務所が手狭になり、まさに新しいアトリエを探しているところ。アアルト50代前半の決断。私は、何歳で決断出来るのだろうか・・・


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アトリエアアルト 1956 アルヴァ・アアルト


自邸から歩いて15分のところにあるアトリエ。

自邸と同じように通りに対して閉鎖的で内部に対して開放的なプラン。

敷地の傾斜を活かしてつくられたプランで、1階にはエントランスとタベルナという名の食堂、2階には製図室・アトリエ・打合せ室という構成で、20人が働いていたそうです。。

中庭が広がるアトリエスペースには、パイミオチェア・スツール60・アルテック名作椅子や照明の試作などがずらりと並ぶ。

中庭は、円形劇場のようなつくりになっていて、講義や音楽会が行われていたとか・・・


1976年アアルトが死んだ後は、エリッサが後を継ぎ、エリッサが亡くなった後、アトリエ財団の事務所となったそうです。


今回のアトリエアアルトを案内してくれたのは、アアルト財団のハンナさん。

日本語がとても上手だったので、「アアルトの室内で使っているツタの種類を教えてください!」日本語で質問したところ、過去に調べたことがあるのでメールで回答しますと!!
後日、フィンランド語でも英語でもなく日本語で丁寧に回答していただきました。

日本でも手に入りそうな樹種だったので購入して自宅をアアルト風に仕上げたいと思います。


そして、現在私の中だけでフツフツと燃え上がっているアトリエ移転構想。こんなものを見てしまうと、もう止められない・・・笑



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文化の家 1958 アルヴァ・アアルト


フィンランド共産党の本部で、赤い煉瓦の建物がホール、右の四角い建物が事務所です。その2つのボリュームある建物を正面の長い水平庇がつないでいるという構成の建物。

ホールのうねうねした局面がまさにアアルト!といった感じ。
内部もシンメトリーではなくいろいろややこしい。音響のためなのか・・・アアルトの癖なのか・・・とにかくモダンには迎合しないという心意気が伝わって来る。



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フィンランディアホール 1975 アルヴァ・アアルト


アアルト晩年の作品。

様々な大きさのホールがあるフィンランドを代表する巨大なコンサートホール。

内部には入れず、外観のみの見学。


最近外壁の白大理石を最近貼り替えたそうなのだが、貼り替え後も大理石が反ってしまい問題になっているのだとか。実際の反った大理石を見てきましたが、大理石を編み込んだ模様となっていてなかなか綺麗でした!!

マイナス20度となる環境の中で、吸湿性のある大理石はそもその無理があったようですね!



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■北欧近代建築を巡る旅 アールト&アスプルンド 1日目 朝の散歩



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by miaaablog | 2018-10-07 18:21 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

4日目は、アアルトが生涯建物を建て続けたユヴァスキュラで、アアルト建築をたくさん見学してきました。

ここでは様々な年代のアアルト建築を楽しむことができます!


ということで、見学順ではなく、年代順に紹介します。

また、比較するために他の見学物件&有名な住宅も年代順に並べてみました。


時代の流れがわかり、また年齢によって作風が変わっていく様子がわかります。

時代が変わっていく中でアアルトが決断しながら突き進んでいく様子がわかります!!


・母の家 1923 コルビジェ

・ラ・ロシュ=ジャンヌレ邸 1924 コルビジェ


■労働者会館 1925 アルヴァ・アアルト

アップタウンの中心にある労働者会館。アアルトの初期の新古典主義デザインの作品。 アアルト27歳の作品。


■ムラーメの教会 1929 アルヴァ・アアルト

アアルトもこんな設計をしてたんだと思ってしまうくらい素朴でクラッシックな教会。アアルト31歳の作品。 でもこのあたりからパイミオのサナトリウムの設計が始まっていて、モダンデザインの影響が色濃く出てくる。


・バルセロナ・パビリオン 1929 ミース

・サヴォア邸 1931 コルビジェ


・アアルト自邸 1936

・マイレア邸 1938

・アアルト大学 1949-


・ファンズワース邸 1951 ミース


■ユヴァスキュラ大学 1951- アルヴァ・アアルト

メインキャンパスにある多くの校舎は、アアルトの設計。 1951年に大学のデザインの委託を受けスタート。 アアルト53-歳の作品。


■セイナッツァロの町役場 1952 アルヴァ・アアルト

アアルト最高傑作のひとつ。もともとは、人口3000人の小さな村の役場で、図書館や銀行などが入る複合施設だったようです。 1階部分は、テナントとなっていて外部に対して開いています。一方、2階部分は、役場機能がメインで、中庭に対して開放的な配置となっています。 また、一部が3階建てでシンボリックなつくりとなっていて、町の中心となる厳粛な雰囲気の議場がありました。 アアルト54歳の作品。 建物が大きくなると若干大味になる印象を受けるが、この建物は程よい大きさで、細部にわたって考えられた素晴らしい建築でした。


■夏の家 実験住宅(コエタロ) 1954 アルヴァ・アアルト

コエ・タロとは実験住宅という意味。セイナッツァロの村役場から5kmほど離れたムーラツァロという島にあるアアルトのサマーハウスです。 敷地内にはアアルトのさまざまな実験的な試みが残されていて、さまざまな色や大きさや質感の煉瓦を中庭の床や壁に張るなど、実験の跡が随所に現れています。アアルト56歳の作品。


・ロンシャンの教会 1955 コルビジェ


・国民年金協会 1956

・アアルトアトリエ 1956

・アカデミア書店 1969

・フィンランディアホール 1971


■アアルト美術館 1973 アルヴァ・アアルト

アアルト通りにあるアアルトの美術館。アアルトの家具・建築・都市計画など、アアルトが残した作品について展示・解説しています。 ここの建物もアアルト自身の設計によるもの。「白の時代」を代表する建物で、アアルト75歳の作品。


■ユヴァスキュラ市立劇場 1982 アルヴァ・アアルト

アールト死後に妻のエリッサが遺志を引き継いで完成させ市立劇場。




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ムラーメの教会


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ユヴァスキュラ大学


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セイナッツァロの町役場


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夏の家


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アアルト美術館


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by miaaablog | 2018-09-29 16:46 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

■マイレア邸 1939 アルヴァ・アアルト


さて、ここからアアルトの建築が続きます。


まずは、マイレア邸。

アアルト40代前半の作品。


アルテックをアアルトと共に設立したハリー&マイレ・グリクセン夫妻のために設計した住宅です。

マイレアというのは、マイレ夫人の愛称から来ているそうです。

フィンランドの保守的な文化に新しい文化を根付かせようとした実験的作品。

同時代を生きたコルビュジエやミースとは全く違ったものをつくってやろうというアアルトの意気込みが伝わってきます。


コルビュジエやミースのような明快さはなく、また伝統的スタイルでもない、つかみどころがない建築ですが(モダンでもあり、フィンランド的でもあり、日本的でもある・・・)、それがアアルトの良いところ。

とても人間的であたたかい住宅でした。


一般的な考えでは、コンセプトを貫くことや全体の秩序を優先させることが良しとされますが、この建築は矛盾だらけで、ごちゃまぜな感じがするのですが、純粋に人間の根源的なところにある豊かさを大切に設計されている感じがします。

心地よさとと住む人への愛情が空間として表現されていて、アスプルンドやブリュッグマンにも通ずるところがある・・・

これがまさに北欧モダンの真骨頂なのだと思った。


そして、帰宅後資料も見てびっくり。
構造は、木造ではなく、鉄骨造+鉄筋コンクリート造でした。

内部の籐が巻かれた装飾的な丸柱は実はコンクリートが充填された鋼管柱だったようです。


迷いなく木造だと・・・

完全にアアルトにだまされた!!


まさに北欧にモダニズム建築を確立したアアルト初期の最高傑作です。


ちなみに写真は外観のみOKでした。



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by miaaablog | 2018-09-24 18:12 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

■トゥルクの礼拝堂 1941 エリック・ブリュッグマン(ブリュグマンはアアルトの6年先輩だそうです・・・)


静かな森の中に建つ、気品溢れる透明な教会。

いや〜しびれました。

こんな素晴らしい建築だったとは知りませんでした!!

どうしたらこんな建築がつくれるようになるんだろうか・・・と思ってしまうくらいの解像度の高い濃密な空間です。


祭壇の右側にはステンドグラスがはめ込まれており、あふれんばかりの光が降り注ぐ。

正面右手側が大きく森に開かれており、座席は森と十字架の方向を向いているため斜めに配置されています。

従来の教会にあるような装飾や宗教画により空間を構成するのではなく、建物に差し込んでくる太陽光や森の風景などの自然の要素をどう活かすかを考えて建築がつくられています。


また、軸線も微妙にずれていることから、空間に揺らぎが生まれ、それがなんとも心地よい。


そして、照明器具をはじめとした様々なディテールが細部まで考えられていて、それぞれが絶妙に組み合わさって濃密な空間をつくりあげています。


西洋の重々しい教会とは違い、フィンランドならではの自然への信仰と畏敬を深く感じます。

今回のツアーでたくさんの教会建築を見ましたが、私もブリュッグマンの教会が一番でした!


SD9912 ブリュッグマン特集、どなたか譲ってください!!



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by miaaablog | 2018-09-24 10:04 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)

■夏の家 1937 エリック・グンナール・アスプルンド


ストックホルム郊外に建つアスプルンドの「夏の家」。

外観は、伝統的な農家をイメージしたシンプルで素朴な形態。

リビング棟と居室棟の2棟があり、湖畔の眺望を得られるように角度を7度ほど振ってプランニングされています。

敷地の高低差に合わせて4つの床レベルが設けられ、それらが緩やかに連続する構成で、一番南に位置するリビングの中心的存在の暖炉は、伝統的な農家のかまどのイメージを取り込んでいると言われているそうです。

エントランスとなる西側の外部テラスには長い庇がかかっていて、アスプルンド自身もここに座って日光浴を楽しんでいたとか・・・


さて、この建物で気になるのが建物の配置計画。

南側の景色に対してあまり大きく開かず、西に対して開いている。

南側を開放的に設計している私からすると、なぜ景色がいい南側を思いっきり開放しないのか・・・

いろいろ悩んでいたのですが、北欧の冬至の南中高度を調べて納得しました。

北欧での太陽は、北から日が登り、低い位置を通り、北に沈むという地平線をぐるっと廻っていくような日照となります。

なので、ストックホルム市立図書館がすべての光に対して寛容であったように、すべての光を無駄なく生活とつなげていく設計になったのではないかと考えます。

単純に起きてから寝るまでのライフスタイルと光の関係からプランを考え、朝日を浴びて起床、朝日を浴びて朝食、南の光を感じながらくつろぎ、午後はテラスで西日を浴びながら1日を終えるという感じ!


中村好文さんの住宅巡礼では、この配置計画に対してストックホルムからつながる南北の流れをこの建物を止めるわけにはいかなかったと書かれていましたが・・・多分日射!!


また、この建物の魅力は、伝統的でありながらモダンなところ。

石・木・レンガなどの伝統的な素材をつかいながらも機能的なおさまりとなっていて、人間性を欠いた白い建築とは違い、暖かさのある心地良い空間となっていました。


伝統とモダンの融合。

地域性や人間性の回帰。


まさに今私がやりたいことかもしれない・・・!



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■ストックホルム市庁舎  1909-1923 ラグナル・エストベリ


ノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所で観光客がいっぱいいました。

庁舎としても使用されているようで、セキュリティーレベルも高く、集団から逸れると外へ出されますよと脅される。


ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作としても知られる市庁舎。

築数百年という感じですが、実はまだ築100年。

ヨーロッパ各地の名建築からインスピレーションを受けた折衷的なデザインで、若干悪趣味な印象を受ける。


海へとつながる市庁舎の中庭は、一般に開放されており、市民の憩いの場となっていた。

市民に開かれた市庁舎とは、こういうことを言うのだと思う。


日本では、なぜこういうお金の使い方ができないのだろうか・・・



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フェリーにてストックホルムからトゥルクへ・・・
そして、今晩は船中泊でした。


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■北欧近代建築を巡る旅 アールト&アスプルンド 1日目 朝の散歩



たのしいけんちくを、もっと。
伊藤瑞貴建築設計事務所でした・・・


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by miaaablog | 2018-09-24 10:02 | 見てきました北欧 | Trackback | Comments(0)